こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
本日は「思想カテゴリー」にて投稿します。
たまには「まともな事」を投稿しろ!
現実に「血」や「肉」になる回答をしろ!
そんな雰囲気を醸し出すような投稿ばかり続けている今日この頃です。
さて、アメリカの学者でエドワーズ・デミング(William Edwards Deming)という方がおられました。
この人が、日本に「品質管理」という概念を持ち込んだらしいのです。
それは恐ろしく、すごい事です。
「エドワーズ・デミング」がいなければ、今日の日本の「品質管理体制」は出来ていなかった事になります。
光り輝く「街の夜景」が、この世界の中で光続けている理由は、「品質管理体制」がしっかりしているからです。
それは日本人特有の勤勉さが重なって、存在していると言っても問題はないでしょう。
ところが、実のところ、「品質管理体制」はどこの国でも「うまくゆく」可能性があります。
だからこそ、「バングラディッシュ」などの発展途上国で「品質の良い製品」を生産可能なのです。
つまり、日本人が特別に優れていると言う訳ではないのです。
「品質管理体制」を例にあげるのであれば、これは「システム」なのです。
中国で「冷凍餃子」の中に殺虫剤が混入していた事件がありました。
これは「中国人」が悪いように印象を受けてしまいます。
ただし、中国人が悪い訳ではないのです。
悪いのは「システム」なのです。
中国で「冷凍餃子」の中に「殺虫剤」が入った事に対して、中国人を罰する風潮が流れました。
ただし、「殺虫剤」が混入する「システム」があったから、「殺虫剤」は「冷凍餃子」の中に入ってしまったのです。
私は、個人的に「高度すぎる品質管理体制」は嫌いです。
何故なら、「働いている人間」が見えてこないからです。
必ず、この日本のあらゆる産業を見渡した時、「あの会社で」と思いたくなる場所で「品質管理上」の問題が発生しています。
これは、どんな手をつくしても、何故か発生してしまいます。
理由としては「冷凍餃子」と同じです。
「システム」上、どう考えてもありえない事が、人間によって引き起こされます。
どうして「人間」によって引き起こされるかと言いますと、「高度すぎる品質管理体制」の中に「人間」がいないからです。
親会社が「下請け会社」に対して、些細な問題でも、その発生原因に対して「何故、何故、何故」を3回、いや5回繰り返させて、問題の解決を計っているかもしれません。
しかし、多くの「下請け会社」は、発生する問題を考える事ができれば良いですが、つまりは解決方法がない場合は多いのです。
すると、解決案としては「捏造」になってしまうのです。
「高度すぎる品質管理体制」に、この「捏造」が提示されても、問題なく過ごされます。
まず、ほとんどそうでしょう。
理由は、「高度すぎる品質管理体制」の中に「人間」がいないからです。
「解決方法」さえ提示されれば、「高度すぎる品質管理体制」は「良し」と成らざるを得ないのです。
21世紀は「人」を大切にする時代です。(そう思います。)
多くの会社では「人間」の教育を念頭に置いているかもしれませんが、問題が発生する一番の原因は「システム」なのです。
「システム」に問題があるから、そこで働いている人間が「間違い」を発生させているのです。
けっして、間違いを発生させた人間に問題があるとは言い切れないのです。
これを提示していたのが、エドワーズ・デミングです。
日本の品質管理体制を築いた人物です。
「失敗の94%はシステムの改善が必要」
安易に人間を責める事はできません。
人間を責める以前に、その「システム」に欠陥があるという概念を持っていれば、人間が安易に人間を裁く事も減る事でしょう。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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