私が望む「ご真言」・「お経」についての意味

 

 今回は、私が語れる「ご真言」や「お経」の在り方に触れたいと思います。

 

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photo credit: h.koppdelaney via photopin cc


普通の方でしたら、こうした「お経」に何か御利益があると

感じるでしょう。


又は、「そんなの何の意味もないよ」という方も多いハズです。


つまり、普通は、このどちらかの答え方しかしないと思います。

 

少し視点を変えます。


あなたが男性でしたら、女性をどのように見ていますか。

きっと「女性らしさ」や「しぐさ」という決まった固定観念を

持っているハズです。

故に、女性特有の「ガイドさん」や「事務職」等が発生していると思います。

 

又、あなたが女性なら、男性をどのように見ていますか。

同じように、「男性らしさ」や「しくさ」という決まった考え方を

持っているハズです。

故に、「トラック運転手」や「工事現場」等の肉体労働は男性という観念が

発生していると思います。

 

こうした固定観念を、自分が元々に経験して持っている物と思わないで欲しいのです。


通常ですと、「意識」や「思考」は親から、そして友人との関係、教育等で養ったと思いがちです。


しかし、私のブログではこのような説明を致しません。

 

こうした誰もが共通に持っている固定観念は、あなたを包み込んでいる世界、つまり

「文化」という存在が、あなたに植え付けいてる物です。


「文化」は生命体ではありませんが、まるで意識を持っているかのような存在です。

「文化」は、その「文化」を守る為に、あなたに異性へ対する固定観念、もしくは

宗教に対する固定観念を振っています。


「文化」は「バランス」を保ちながら、我々の生活を支えています。


その「文化」を守る為に規律があり、制度もありますが、

これも人間が作り出した物と普通は思ってしまいます。


ところが、誰もが必要と感じる制度や規則、科学的な思考や共有感等の

「エネルギー」はどこからやってくるのか。


それは「文化」です。


「文化」の中にあって、「文化」の一員である為、「文化」と同調して

「制度」や「規則」が生まれます。


こうした「文化」は何世代につながって、今の私達に受け継がれてゆきます。

 

その過程で、「お経」に後利益があると感じる方は、確実に「文化」の影響を

受け継ぎ、大切な意識であると認識しています。

「何かある」と思い込んでいますし、知っています。

 

逆に「お経」に意味なんかない!と言う方は、必ず以前に、そのような事を話している方の影響を受けていますが、何故に意味がないかを自分の言葉で言える方は少ないのではないでしょうか。

 

はっきり言いまして、私も「お経」に「力」はないと思います。

ただし、「お経」に「力」を望むのではなく、その「向こう側」とつながる為に必要です。


それは、「ご縁」です。


この「ご縁」は端的に「神様」という事ではなく、自分が生きている周囲の世界を守ってきた様々な方々の信仰心です。

この枠組みが「文化」の中にあります。

私達は通常ですと、その生まれた土地の習慣に順応してゆきます。これと同じです。

このような「ご縁」の枠組みが、否応なしに「心」にある事を、理解して欲しいのです。


何世代にも渡り、引き継がれている事です。


故に、「神様」や「お経」に対して「何かある」と思える人は、自分を変な人間であるとか、もしくは恥ずかしいので隠すような事はしなくて良いのです。


全ての人には当てはまりませんが、あなたにも「これ」という神様との「ご縁」があると思います。


どうぞ、「過去、未来、現在」という時間の観念を放棄して、何世代にも受け継がれている「ご縁」の中にある事を大切にして、興味がお有りでしたら「お経」や「ご真言」を意識してみて下さい。

 

意識していなかった方の中には、生き方が少し変わる人も出てくるでしょう。

知らなかった「意識」が理解できる方も出てくるでしょう。

 

けっして「超能力」や「彼岸の彼方」等、もしくは「宗教的」なマインドは不要です。

あくまで、これらの知識は、あなたが扱う「道具」に過ぎないからです。


「道具」遊びも結構ですが、もっと、大切な所に触れてください。


あなたが、こうした事柄に触れる「ご縁」は、あなた1人に幾重ものご縁が連なり

手にしている事です。


そして、認識して頂きたい事があります。


その「ご縁」は「文化」の中にあり、「文化」があなたに直結している事。

あなたが「文化」を支えてゆく「力」を持っている事。


その「文化」の本体は「人間」であり、この「文化」を維持する為に、

どれだけ自分とは別の「他人」の為に尽力をつくせるか。


その時に、あなたは「神がかり的」と思える力をご自身の中に映し出しているでしょう。

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。