太元尊神(天之御中主神)を拝む詞

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

今回は「神様カテゴリー」にて、「太元尊神を拝む詞」について投稿をしようと思います。


「太元尊神」とは、つまり神様の元になった神様です。

万物の元の神様達になります。

その代表格が「天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)」でしょう。

 

私は「平田篤胤」を知った影響で、「太元尊神」を尊ぶ詞がある事を知りました。


「平田篤胤」が江戸期(文化13年(1816年)に「毎朝神拝詞記」という書物を出版しております。

その書物の中に記載されているのが、「拝ム太元尊神ヲ詞」です。


この詞では「天之御中主神」と「高皇産霊大御神」と「神皇産霊大御神」を合わせた

造化三神と呼ばれていている神々を称えています。


そして、総称して「別天神 (ことあまつかみ)(別天津神)」とも呼ばれています。

 

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高天原の天真區(アマツマホラ)にかむずまります。

かけまくもあやに かしこき

天御中主大御神(あめのみなかのぬしのおおみかみかみ)。

高皇産霊大御神(たかみむすびのおおみかみ)。

神皇産霊大御神(かむみむすびのおおかみ)

を 始めて奉(たてまつ)り。


すべて別天神(ことあまつかみ)たちの大御前(おおみまえ)を

慎(つつし)み敬(うやま)い 

かしこみかしこみも はるかに拝(おが)みたてまつる。

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何かのご縁により知りました詞でありましたので、投稿させて頂きました。


私自身は、「太元尊神」と呼ばれる神々までに深く考察した事は、なかなか無いのです。

 

これはヨガ的な「パンニャ智」である「般若心経」に影響によるものです。

理由を言いますと、「太元尊神」が「万物の祖」であろうが、それは「空」から生まれている事になります。

 

「空」の中から「宇宙」が生まれました。

私達の生きる空間にある全ては、「空」から宇宙が生まれた時に、すべて用意されました。

私は「有」の世界にある現象よりも、その親である「空」に魅力を見てしまう所があります。

 


しかし、本来はこうした思考は別の場所に置くべきなのです。

私達を取りまく環境の祖である事象に、心を寄せるべきであります。

その理由は、私達が接している密接な空間は、この「太元尊神」の空間である訳です。

私はインドの神様が好きです。

やはり、代表的な神様は「太元尊神」のような万物の元である神になります。

 

 

私は思う所は、「空」という存在と共に、私達の幸せを共にする環境として「太元尊神」を尊ぶべきでしょう。

こうした詞を意識していると、自然と私達を取り巻く空間に対して「感謝」として、心の中に描くようになるでしょう。

 

マスローという人物は、「至高体験」という言葉を用いて説明しています。

 

http://mahakara.blogspot.jp/2014/10/blog-post_12.html

 

 

しかし、こうした詞を見ますと、多くの神々に接してきた日本人であることが解ります。


私達が知らない様々な祝詞も存在していたのでしょう。


私自身、まともに投稿している祝詞は「天津祝詞」だけです。

また機会を見て投稿したいと思います。

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。