こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「神様カテゴリー」にて、「神猿(まさる)」について投稿をしようと思います。
「神猿(まさる)」は、元々は丑寅の方角(北東)からやって来る「魔封じ」として用いられました。その代表的な神社は山王七社(日吉大社)です。
この山王とは、山岳信仰に関係があります。故に、「お猿さん」が関係しているのです。
先月(2月)の初めに、赤坂にあります「日枝神社」へご参拝致しました。
御祭神は大山咋神です。相殿に国常立神と伊弉冉神と足仲彦尊が祭られています。
私がご参拝その理由は「国常立神」を感じてみたかった為です。
なかなか「国常立神」が祭られた神社はありません。
そんな中、赤坂の「日枝神社」の相殿に祭られている事を知り、ご参拝させて頂いたのです。
オーラが違います。
川越にもあるんですが、ご参拝した事が御座いませんでした。
川越が本家のようです。
しかし、「気」がすごい。ズシンとします。
ご参拝した時は、久しぶりに興奮しました。(すぐ、慣れちゃうけど。)
これが、国家の中枢の気なのかと、勝手に想像していると「あれ」と思いました。
あれ、「神猿(まさる)」だ。
あれ、「神猿(まさる)」さんがこちらにも。
直にご参拝されると解りますが、大きな穏やかさを持つ神猿(まさる)です。
もはや、「魔」と対峙する「猿」とは感じ得ません。
方角上の鬼門である丑寅(北東)に対して、対極の位置にある猿の南西。
故に、北東の鬼門である「魔封じ」として考えられたのが神猿(まさる)でした。
しかし、そんな怖い気をもった神猿(まさる)ではありませんでした。
本当に、穏やかさと暖かさを感じる神猿(まさる)でした。
私ですが、神猿(まさる)に会ったのは初めてでした。
しかし、言われてみれば山岳信仰と関係がある「日枝神社」です。
神猿(まさる)がいて当たり前なのでした。
こうして神社を参拝すると、不思議に感じます。
私は「国常立神」を感じたくてご参拝したのに、神猿(まさる)に感動している訳です。
また、「国常立神」と神猿(まさる)さんが同時にいらっしゃるのが感動します。
さて、「本朝拝神貴皇鏡」という浮世絵がございます。
見にくいのですが勘弁です。
画面の中央上に描かれているのが「国常立神」です。
その下に「イザナギ」と「イザナミ」が描かれています。
こちらの浮世絵を見た時に感動した事ですが、「国常立神」は普通に描かれているのです。
だからどうしたと思われるかもしれませんが、浮世絵の右上に描かれたピンク色の神が「天照大神」です。
つまり、「国常立神」は神話的にビッグな神様である訳です。
しかし、最近ではあまり見かけません。
正確な理由はわかりません。
国家安永の為に、欠かせない神様のような気がするのですが。
さて、話を元に戻して「神猿(まさる)」ですが、合いに行く価値が十分にあります。
どうして、この像からこんなにも穏やかさを感じるのか解りませんが、愛らしいです。やさしさも感じます。
ご眷属神で、厳しさではなく、このような感覚を受けたことは初めてでした。
もし、お時間がありまして、ご参拝可能な方は、ぜひご参拝される事をお奨めします。大変に良い神社です。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。