通説を信じてはいけませんね

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

今回は日記にて投稿したいと思います。

 

と言いますのも、私がブログに投稿したい案件に対して、どうもうまく

載せられない話がございます。


それは「精神病患者の犯罪率」の問題です。


一般的には、精神病患者の犯罪率という物は大変低く、健常者の方が高いというのが通説です。


それはそうでしょう。精神が病んでいると言うだけで、「犯罪者」に近いという目では見れません。

あくまで、私の遠い記憶の中にあり、さだかではないのですが、「構造主義」も関与して、こうした学説に行き届いた気がします。

 

「言語学」を通じて発生した「構造主義」は、経済や心理学等に浸透してゆきました。

 

この「構造主義」はブログ内でも


●「クロード・レヴィ・ストロースの言葉 「文明の構造」 」

http://mahakara.blogspot.jp/2014/02/blog-post_14.html

 

●「文化の構造(前回の続き 文化の違いとは何かです。)

http://mahakara.blogspot.jp/2014/02/blog-post_19.html

 

●「私の記憶にある文化」

http://mahakara.blogspot.jp/2014/02/blog-post_7715.html

 


 
などで紹介はしていますが、私たちの生活にある「構造」を浮き彫りにして真理を知る学問です。


心理学においては、フランスの哲学者であり、構造主義者でもある「ジャック・ラカン」が、この「精神病患者」の件に関して関与していた記憶がどこかにあります。(突っ込みは勘弁して下さい。)


私たちの文化は、

 

●「フーコーの言葉 「狂気」 」

http://mahakara.blogspot.jp/2014/08/blog-post_3.html

 


でも書いたのですが、要するに、「相対する(向き合う)別の文化」を排除する構造があります。

これは大昔からある事で、文化間の差別がこれに当たります。

そうしないと、自分の住んでいる地域の文化が他者の文化に侵されてしまう為です。

 


最近の話ですが、電車に乗っていると「叫び続ける」落ち着かない方がおりました。

大勢の方が、一様にその人を見るのです。

電車がホームに付いて、その方は下りるのですが、発狂してしまい、危険を感じた駅員さんが電車を止めて発車しません。


このような、一般的に違う行動をとる人に対して、通常ですと私達は「変な目」で見てしまいます。


これが一般的な行動でしょう。


しかしです。学問や科学はこれを研究して対処します。


こうした行動を、構造主義的に見てみるなら、それは文化の「構造」が、そのように「異常者」に対して差別的な、排除的な対処を行うのであり、決して個人が純粋に差別している訳ではない。

本来は健常者がお互いに理解しあい、同じように生活が可能だとしよう、と志すのが学問になります。


ところがです。ここが厄介なところになります。


冒頭で申しました事ですが、「一般的には、精神病患者の犯罪率という物は大変低く、健常者の方が高い」という考え方も、こうした背景から生まれたものでしょう。

(うろ覚えですみませんが。)


しかし実際には、精神病患者の犯罪率は10%以上あるのです。

以下のサイトに、「精神病患者がこわい」という内容が書かれていました。

 

<2012年03月06日 受信>
件名:精神科の患者がこわいのです。
 

http://nayami.tabine.net/ns/007559.html

 

私の意見ですが、いくら科学的に「精神病患者の犯罪率という物は大変低く」と説明されている事があったとしても、それは学問を盾にした「取り方」なのです。

 

例え、文化の構造を理解した所で、それは理解したに過ぎないのが現実です。

私たちというものは、未来の生活に対しても、何ら生活が変わる事はないでしょう。

それは人間の世の中だからです。


病に苦しむ方々と接して来た歴史は崩れません。

持ちつ持たれつ、人の世はそうでした。

その中で、文化の構造があり、私達は生活を保てています。

その文化を解明して、勝手な行動に出ては危険と私は思っています。

科学とは「客体」であり、「客体」を「主体」である私たちに都合良くは取り込めません。


科学は、「取り方」を誤ってはいけません。それは「人心」を惑わせます。


大変にデリケートで、細心の注意が必要な投稿と思いますが、投稿しました。


精神病患者も同じ人間です。同じ人間であるなら、みんな同じですから、何か

事件を起こすでしょう。こうした事を数字に置き換えるのは嫌いです。

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

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