私が思う地蔵菩薩の真言「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

今回は、地蔵菩薩の真言「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」について投稿したいと思います。

地味だなぁと思われるかも知れませんが、いやいや、大切な所です。

 

地蔵菩薩は、「大地」を象徴する神様です。

よく、スプリチュアル系のブログでは「グラウディングの強化」なんて言葉を見かけると思いますが、地蔵菩薩は、この部分に当てはまります。

ただ、しかしです。私が地蔵菩薩を投稿させて頂いたのには訳が御座います。

その理由を、今回は投稿させて頂きます。

 

日本に住んでいる方なら解かる事ですが、この日本には日本の気が包まれています。

それは、まんべんなくです。

 

こうした影響下に「神様」を感じるのでしょうが、あまりにも多くの方々が「天」を中心にとらえられている気がしています。

 

はっきり言いまして、「天」が全てではありません。

 

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photo credit: Monika Gruszczyńska via photopin (license)

 

通常ですと、祈りの際に、心の働きを上図のように解釈する事が多いのではないでしょうか。

「赤矢印」はあなたの「心」で天に向かっています。

「紫矢印」は天より、下に降りている気配です。

 

しかし、これでは偏ってしまいます。

精神の働きかけは、こんな場合もあります。

 

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  photo credit: Monika Gruszczyńska via photopin (license)

 

つまり、逆方向に働くと言う事です。

「天」という場所に心を通わすように、「地」にも同様の思いで心を通わせます。

人は「天」と「地」を結ぶ起点であると捉えるのです。

 

私が色々なブログを見る限りでは、世の中の見方が、このような大地や大気からの意識を反映している記事が少ない気がするのです。 

様々な所で「心」や「精神」の大切さ、「知識」や「経済的な活動方法」等を説明しても、この「大地や大気」からのエネルギー感覚という事をを説明しないと、肝心ではない気がするのです。

 

実は、私が説明したい内容は、こんな感じです。

 

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  photo credit: Monika Gruszczyńska via photopin (license)

 

「赤矢印」は、あなたの心が向かう先です。それは、この図では「天」という意識ではなく、まんべんなく現実に体験する外の世界です。

つまり、「天」以外の大地や大気という気配全体です。

「黒矢印」は、「赤矢印」の意識に呼応するように、この地球という大地の気配が、体に入り込んでくるイメージです。

   

さて、私はこうした意識は大変に必要であると感じるのです。 

通常ですと、神仏を貴ぶ際には「心」が中心です。

 こうした「心」は、「天」につながるものでしょう。

多くの救いや、願い事は「天」に向かうでしょう。

 

しかし私は、それだけでは期待を持てません。

理由は、「天」に通じる「心」がいかにあろうと、実態として表現されるのは「大地と大気」の中にある現実。

「天」に対する心だけでは、現実味を持ちません。それは、ただ願うだけです。

必要なのは、「大地や大気」と通じて感じられる「現実体」です。

 

例を上げますと、あなたは毎日、朝早く起きる必要があるとします。

それは仕事の関係でやむを得なくです。しかし、どうしても時間に追われてしまいます。通常の思考ですと、「明日、早く起きよう」と思って「目覚まし時計」をセットするかもしれません。

この状態は、私から見ると「天」という意識のみなのです。

理由は、「体」がついて行っていないのです。

 

では、「体」が意識されていますと、どのような状態になるのでしょうか。

言うまでなく、「目覚まし時計」をセットしようとする思考を必要とせずに、体が特定の時刻に目覚めさせ、何故か時間に追われなくなります。

 

よく、武術やスポーツで「心・技・体」という言葉を聞きます。この「心・技・体」を見つめて、初めて成果を見るという事です。

同様に、「天・地・人」という言葉があります。人間は、「天」と同時に「地」に対して存在しているのです。

故に、バカバカしい物言いですが、あなたの「心」が乱れますと、「天」と「地」が乱れます。

又、「天」のみを覗き込んでいれば、「地」とのバランスが崩れてしまいます。

そうすれば、やはり世界が狂います。

 

私は今回、非常に大切な事を書いているなと思っています。

 神様に手を合わせて「天」に心を通わせるように、そうです。「大地と大気」に対しても心を通わせることは大切な事です。

同じようにです。まるで「精霊」がいるなんて感覚に近いかもしれませんが、「大地と大気」に対しても「天」と同様に心を向かわせる事が非常に大切です。

 

「天」に「天照大御神」があり、「地」に「国之常立神」があり、あなたが存在しているように見てほしいのです。

 

この「地」というあり方に意識を向け始めまして、私も意識的に変化がありました。

「かたより」が無くなってきたのです。

すると、「朝起き」の例もありますが、「バランス」が意識の中に出てきました。

「バランス」を知りますと、インチキっぽい知識集団や他人の運動や言葉がどうでもよくなりました。

すなわち、自分が救われはじめました。

私の心は、このブログでも投稿させて頂きました「鶴見俊輔さんの「永遠の感覚」」 を持てる様になりました。

http://mahakara.blogspot.jp/2014/11/blog-post_82.html

 

私は、いや、私以外の誰もがそうかもしれませんが、ずっと「世間の知識」に縛られていました。

子供の頃、学校で理科?の授業を外で行っている時の事です。

何か紙を渡されて、それを空に向けて何を感じるか答えなさいと言われました。

私は、日光による紙の色が変わった等を答えましたが、先生は「そんな事を聞いていない」と少し怒られるように言われました。

いまだに覚えている事ですが、私にはそれが素直な答えだったと思います。

 

鶴見俊輔さん言葉を借りて、「永遠の感覚」という意識を理解した時、素直に接しているこの地球環境が、ダイレクトに理解できるのです。

この「天」という言葉とは別の「大地」という存在は、私達を育む場所であります。感謝の対象です。感謝すれば、大気は同調して、一体化を感じさせます。

 

地蔵菩薩の真言 「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」は、あなたと大地のあり方を理解した上で唱えられると効果的であると思います。

 

真言とは、「役行者」風に神がかり的な利益を与えるものかもしれません。

しかし、私はそのような説明は致しません。

私は、私が経験している事のみを投稿します。

 

私が思う地蔵菩薩の真言「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」とは、 「天」以外の「地」という、私たちを取り巻く自然環境に「心」を通わせて、ともすれば「心」のみで「実」を生まないよな惰性を防ぎ、常に私達を育んだ「地」と心を通わすことで、健康はもとより、善悪に対する意識や行動、発言や理解をもたらせる物であると感じています。

何故、そうなるのかは、「早起き」の例を見てください。

これは「早起き」だけに留まる事なく、現実世界のあらゆる所に表現されます。

その都度、その場所でそれぞれの行動を取るでしょう。

今まで「天」頼みだった人が、「地」の意識を通じて脳が、体が働いて決断する行動力を想像して見て下さい。

本当に、「大地や大気」と呼応する事は大切です。

知っていると知らないとでは、私的にはすごく違います。

 

もちろん、地蔵菩薩の真言だけに留まらず、「天」の気は必要です。「地」の気を同時に巡らせて、人は意識を持っていると感じて欲しいです。

 

ちなみに、 真言は「オン カカカビ サマエイ ソワカ」でも結構です。

 

あ、別のサイトで地蔵菩薩について少し見て頂けると有難いです。

私が投稿した内容は、私の大地感であります。

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。