こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は内容的に「日記カテゴリー」になります。
同志社大卒で年収160万円の45歳…「高学歴プア」になってしまったワケ
こうした内容の記事を、チラホラと見かけます。
チラホラと見かけますので、おそらく沢山いるはずです。
こうした状況は「最近」に始まった傾向ではありません。
昭和40年頃も、このような感じであったようです。
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大学を出た人は、みんなが偉くなるかというと、そうではない。日本にも多くのホームレス
の人々がいるが、それらの人々の30%は大学出である。彼らも大学を出るときには、青雲の志
を胸に描いて世の中に出たのであるが、積極精神がないばかりに、人生苦におびやかされ、圧
倒されて、自らの運命を切り拓くことができなかったのである。
参考文献(心身統一法入門 中村天風著)
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中村天風さんが昭和40年に講演しました中で語られている内容です。
この時代から、高学歴であっても生活に苦境を見出す方々がいた事がわかります。
ただ、どうしても「高学歴は高嶺の花」という「社会的地位」が根強く残っています。
ロバート・チャルディーニの「影響力の武器」という本があります。
ここで「社会的証明」という事が語られています。
どうしても「地位」という言葉に、人間は弱いのです。
「社会的地位」による「証明」は「保障」や「信頼」を想像させます。
ただ、私は「社会的地位」に苦しめられてきました。
私が、そのような「社会的地位」を持っていなかったからです。
ところが、これは「私」ではなくて「私に期待する家族など」が大変なプレッシャーでした。
「家族」だけでなく、「親類」や「周囲」を含めて、私が「社会的地位」を持つことが「当然」で、そのように接する事が「自然」のような環境がありました。
きっと、この「ふざけた世界」を肌身で感じてくれる方は多いはずです。
しかし、そこには「本当の自分」は存在しないのです。
あくまで「社会的地位」を「ネタ」にされる存在でしかないのです。
私は、学歴社会には大反対です。
これは「アリの巣」に、他ありません。
高学歴を有した方々には随分とお会いしてきましたが、「何故、こいつらだけここまで優遇されるのだ」と本当に感じて生きていました。
その判断は「笑顔」があるのです。
私には「本当の笑顔」がありませんでした。
ただ、私は今も生きています。
かろうじて「部下」もいますし、お給料も頂いています。
私は「知識」をむさぼる事を止めません。
それは、私の魂の中に「苦しい貧困」があるからです。
この「苦しい貧困」の正体の一部として「学歴社会」があります。
この「学歴社会」の構成が、現代の社会をモデルしています。
多くの大企業が倒産していますが、私は「学歴社会」が根源的な問題であったと思います。
多くの倒産する会社の「部長職」などの方々と話す機会が沢山ありましたが、とても信じられない「思考」を持つ方々ばかりでした。
こう言ってはなんですが、「人間」ではないのです。
本当に理解できない思考回路を持っています。
間違いなく、会社を倒産させるような思考です。
ただ、彼らには「笑顔」があります。
その笑顔の正体は「学歴社会」の末の大企業までの「道のり」でしょう。
これは私の勝手な態度ですので、万人に該当することではありませんが、こんな日本になった事が、どこか悔しく、悲しい出来事です。
今年、「ピーター・セージ」に関する本を読みしたが、彼は「中学中退」か「高校中退」でした。
あやふやですが、そんな「ピーター」は「イギリス」の起業家となります。
彼の基本的なスタイルは「お客様目線」です。
20代の頃に「薬の通販」を行っていたようですが、彼のスタッフは「手書きの手紙」を添えたり、お客の誕生日には「花」を携えて、お客様の自宅まで「おめでとうございます」を話していたようです。
営業とは「人が人から得る事」です。
これは「下手なプライド」や「地位」ではなく、純粋に「対面する方々」に対して、「人間」として接する事です。
その時、お客様が「何を必要としているのか」が見えてきます。
それが「価値」であります。
この「価値」の時代にあり、いまだに「社会的地位」による「学歴」を公然と明確化する方々は、許せません。
何故なら、本当の人間を生産しなくなるからです。
昭和40年頃の書物より、そして現代を見渡して、結果は同じように展開されています。
いいかげん、「人間」と「人間」が付き合う時代です。
「価値」と「価値」が付き合って、軽薄な社会が崩れてゆく時代ではありません。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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