こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
本日は「思想カテゴリー」にて投稿します。
あらためて「自由」について投稿したいと思いました。
どうゆう訳か、「自由」についての範囲が決まっていないと言いましょうか、「何でもアリ」のような風潮すらある「言葉」として「自由」があります。
もしくは「自由」には「責任」が付き物だ、とも教えられました。
確か、「福沢諭吉」や「西周」(http://www.e-manga.info/?p=29)らが「自由」という言葉を翻訳して日本に定着させます。
ところが、どうしても「自由=free」として定着してしまいます。
だいたい、自由とは何なの?
「自由」は「ヨーロッパ」にも、元々はありません。
しかし、「人間」という存在を見つめる時に、この「自由」が大切な「言葉」になるのです。
「人間」は生きる為に「場所」が必要です。
「場所」が無ければ、生活する事が出来ません。
そこで「場所」こそ、最も大切な考え方になります。
そうしますと、「場所」に「命」と「お金」を預ける事が出来るようになります。
「生命」と「財産」という言葉が有名です。
「日本政府」は国民の「生命」と「財産」を守る事を目的としています。
その「生命」と「財産」は「安全な場所」だけに置く事が出来ます。
「人間」が生活する「場所」という所は「安全」である必要があります。
この「安全な場所」では、色々な事が出来ます。
「熱い夏」を過ごすにも、この「安全な場所」が確保されていませんと「水まき」も出来ません。
「浴衣」を着る機会も無いでしょうし、「植木」を育てる時間も無いかもしれません。
こうした「安全な場所」を確保した時に、この「場所」に「自由」が生まれます。
「自由」という「言葉」は「安全な場所」が確保された場合に発生します。
どこでも、どんな場所でも「自由」が発生するという訳ではありません。
今から約70年前の戦時下の日本で「自由気まま」の人は少なかったでしょう。
戦地に赴き、「自由気まま」の人は少なかったでしょう。
都市部では、「爆弾」が降ってくる最中に「自由気まま」の人は少なかったでしょう。
「自由」という「言葉」は「安全な場所」が確保された時に発生する「言葉」です。
「安全な場所」=「freedom」です。
この「自由」が動ける場所は、限りなくあるでしょうが、ここで誤った事が発生します。
「安全な場所」を壊せば、「自由」で無くなるのです。
最近に発生している「殺人事件」や「自殺」、全てに根源となる問題があります。
これは「安全な場所」が壊された時に発生しています。
理由は「自由」が効かなくなるからです。
ヘーゲルが「法の哲学」という書物を出版した約200年前の時代に、ようやく生み出された「思想」です。
それまでは、現在のような「自由」なんて無かったんです。
世界に「法」で守れる「安全な場所」が無かったんです。
その「生命」と「財産」は「安全な場所」だけに置く事が出来ます。
「人間」が生活する「場所」という所は「安全」である必要があるのです。
そこに「自由」が生まれます。
「安全な場所」こそ「自由」なのです。
「自由」というのは「安全な場所」で動き出せるのです。
「自由」が「安全な場所」である事が解れば、「奇妙」な思想に被れて「人間」を殺す事が出来ません。
それは「安全な場所」を壊す事ですから、「自由」では無くなるのです。
一応、いくらでも「危険思想」を妄想しても問題はない社会ですが、「安全な場所」を壊す行為が働いた時に、その人物から「一切」が失われてゆきます。
その一切は「自由」です。
そして「生命」と「財産」を守るほどの「安全な場所」です。
だから、「人間」である人物から「自由」を奪ってはいけません。
これは「他者」に対しても、「自分」に対してもです。
「自由」に責任があるとすれば、この点です。
この世界の止まらない「憂鬱」の原因のひとつは、この「自由」の在り方を理解していない人が多くあり、「自由」を勝手に理解しているからです。
「自由」は、人類の歴史では最近に生まれた物です。
ある意味、まだ未熟です。
だから、国家は「生命」と「財産」を保護する事を第一とします。
「自由」を守ろうとする事になります。
「自由」が壊れかけてはいけません。
「自由」の保護とは「安全な場所」の確保です。
「人間」が心を落ち着け、「生命」と「財産」を守れる場所です。
人間が人間を殺し続ける場所には「自由」はありません。
自殺ばかり考える場所には「自由」はありません。
だから、今、あらためて「自由」の存在に振り返る時期です。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
(次回の投稿は29日頃の予定です。)
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