事代主命(ことしろぬしのみこと) 彼こそは恵比須様なり  ご真言「ナム、エビステン、ソワカ」「ナムエビスタイジン」

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

今回は「神様カテゴリー」にて投稿したいと思います。

 

簡単ではありますが、「事代主命(ことしろぬしのみこと)」について投稿しようと思います。

誰?

 

そう思われると思います。一般的には有名ではありません。

しかし、彼こそ「恵比須様」なのです。

 

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photo credit: Ebisu and His Fish via photopin (license)

 

 

「恵比須様」とは何?

「恵比須様」は「エビスビール」で有名です。

 

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photo credit: 魚えん(Gyoen) 05 Ebisu beer ¥250 via photopin (license)

 

 

戦国大名では「徳川家康」が信仰していた神です。

私がどこかで記憶している限りは、ご真言「ナム、エビステン、ソワカ」です。

(「ナムエビスタイジン」とも言うようです。お好きな方でお願いします。)

 

この「恵比須様」は大変なご利益を持った神様です。

いや、こうしたご利益の話はしない様に致しましょう。

 

この「恵比須様」である「事代主命(ことしろぬしのみこと)」は、大国主様の息子とし「豊菅原中国」に生まれました。

その知識、思考力は卓越しており、大国主様がご隠居した後の国家の運営をなさられました。

 

大国主様が任せるのですから、大変に優れた人材であったのでしょう。

 

しかし、そんな「事代主命(ことしろぬしのみこと)」に試練がやってきます。

「天照大神」が、大国主様が治める「豊菅原中国」は自分の息子が治めるべきだとして占領を開始するのです。

 

とりあえず、外交戦に対して大国主様が2回ほど追っ払いますが、3度目はうまく行きません。

3度目は「建御雷之男神(たけみかなずちのおのかみ)」を派遣します。

 

この「建御雷之男神(たけみかなずちのおのかみ)」が大変な力を持った神でした。

つまり、強烈に強いのです。

 

海辺で「ボー」っとしている大国主様の前に現れます。

そして勢いよく、その場に「あぐら」をかいて座り込みます。

そして大国主様に対して「豊菅原中国」を譲るように説得を開始します。

 

ところが、大国主様はすでに隠居していた身でありました。

その為、息子の「事代主命(ことしろぬしのみこと)」に相談しないと、事の成り行きはうまく行きません。

 

さて、「天照大神」と「大国主様」の国家が全面戦争に突入するか!と言う時、「事代主命(ことしろぬしのみこと)」は、決断をするのです。

 

「国、譲っちゃえ。」

 

物凄い判断です。

いや、大変な思考力を持った神ですので、その判断は簡単ではなかったでしょうが、この判断のおかげで「死者」が多数でる戦争(衝突)は起こりませんでした。

 

(ちなみに、大国主様の子で「建御名方神(たけみなかたのかみ)」は最後まで反抗します。この話はまた後日、投稿しようと思います。「諏訪大社」に祭られる神様です。)

 

 

本当に、幕末の徳川と薩長同盟の展開を思わせる出来事です。

国家を譲るという、とんでもないスケールの行動を行います。

 

この後、「天照大神」の命令で(「瓊々杵尊(ににぎのみこと)」の軍勢が支配の為にやってくるという訳です。

 

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さて、「事代主命(ことしろぬしのみこと)」の心境を考えますと、それは大変な決断であった事でしょう。

なんたって「国、譲っちゃう」という訳ですから。

 

「事代主命(ことしろぬしのみこと)」は魚釣りが好きらしく、その後は海運業の従事する事になったそうです。

 

これがご利益として、紹介されていたりする事でしょう。

「恵比須」とは「海」からの富と理解されて良いと思います。

 

「漁業運、商売繁盛、厄除け、開運」と、その明快な思考力を生かしたパワーを垣間見る事ができます。

 

もし、ご真言で「ナム、エビステン、ソワカ」(「ナムエビスタイジン」)と心から唱えたいのであれば、それも良いと思います。

 

「早島正雄」さんの著書の中で「武田鉄也」の話がありました。

ご存知の通り、「武田鉄也」は「坂本竜馬」が大好きです。

 

もう、まるで「坂本竜馬」のように振るまっているように見えます。

すでにこの世には存在していない人物ですが、そうした人物からもエネルギーを感じて、それを得る事は出来るようです。

 

「武田鉄也」を超えた、「坂本竜馬」のパワーがみなぎっているようです。

 

これは思い込みかもしれませんが、エネルギーとはそのような存在です。

 

ご真言である「ナム、エビステン、ソワカ」を口にするのであれば、「武田鉄也」が「坂本竜馬」に接するかのように、感じて頂けると良いと思います。

 

豊臣秀吉は「三面大黒天」を尊び、あまねく「富」を獲得しようとしました。

徳川家康は「国家」を得る為に「恵比寿様」を尊びました。

 

「事代主命(ことしろぬしのみこと)」である「恵比寿様」とは、そのくらいの人物であったことを、どうぞご理解した上で「ナム、エビステン、ソワカ」を口にして頂きたいと思います。

 

「神頼み」ではなく「尊び」であり、「有り難さ」です。

 

すがるのではなく、自分を誇るのです。

その誇る自分として、「尊ぶ」神を口にして下さい。

 

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

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