こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
本日は「日記カテゴリー」にて投稿します。
かつて中国は「隋」に「信行」（540年 ～ 594年）という人物がおりました。
その「信行」が開いた「仏教」に「三階教」というものがありました。
私も詳しくは知っていませんが、「三階教」の「三階」の意味は「正法時代・像法時代・末法時代」という3つを現わしています。
この内、「末法時代」が読んで字のごとく、世も末の時代を現します。
仏法で言う所の「教え」が崩れた時代であり、その時代には徹底して「仏法」を実践しませんと、そこに生きる「民」は救われません。
その為、本尊として「地蔵菩薩」を祀り、この世の人間を救う事を目指したようです。
(参考文献： 財福の守護神摩利支天講の話 昭和10）
しかし、「民」を救うためには「お金」が必要になる訳です。
そこで、「募金活動」を募ります。
その結果、寺院には「お金」が集まり、「民」にお金が流れるようになったそうです。
さて、私が何故、このようなお話を投稿しようかと思ったかですが、今の時代が続けば、間違いなく「末法時代」のようになります。
そうしますと、世の中の「富める者」と「貧める者」の「貧富の差」は大きくなります。
「３人で川に」夫婦死亡 利根川 殺人・自殺幇助、容疑の三女逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151124-00000078-san-soci
最近、世の中を駆け抜けたショッキングなニュースです。
今後、このような事態が続けて発生する事は、容易に考えられます。
貧困が発生する原因のひとつは「裕福層」がお金を世の中に流さないからです。
普通の労働者が働いてGDPを1％にするなら、その時に資本家は資本を2％成長させています。
私達が働いても、資本家とは差が大きくなってゆきます。
2％なら4％ということです。
また、労働者が働く場所が縮小されています。
これが貧困が発生する原因の2つ目です。
利根川で亡くなられた父親は、体の不調から仕事を失いました。
労働者とは、働いてお金を手にします。
これが出来ませんと、生活が出来なくなります。
日本の戦前も同じような状況下にありました。
「富める者」と「貧める者」の格差が大きくなってゆきました。
ただしかし、「戦争」のおかけで「資本家」の多くは資本を失い、おおよそ「民」の生活ラインは同一になりました。
そのおかげで、「高度成長時代」に入って行きます。
経済が「成長」できる原因のひとつは、労働によってお金を得る事が出来るからです。
つまりお金を貯め込む「資本家」が少なくなったおかげで、お金も世の中に回り、働いただけ「賃金」を獲得できる世の中になりました。
しかし、こうした時代も「資本家」が多数増えるにつれて、結局は「貧しい者」の存在が大きくなってゆきます。
そして、現在に至ります。
私達の多くは「お金」を銀行に預けています。
しかし、私達が銀行から「お金」を借りようとしても、なかなか貸してはくれません。
ところが銀行は、国が「国債」を発行すれば、私達が貯金しているお金で「国債」を買います。
もしくは、私達が預金している「お金」で投資を行います。
つまり、現在の「お金」の基本的な流れの大部分は、ここにあるのです。
少し以前に「東日本大震災」がありました。
この時、大勢の方々が「募金活動」を致しました。
しかし、私は多額のお金を募金してはいません。
その理由は「お金」の流れに疑問があったからです。
被災者の方が、被災者の代表を作って、その中に募金が流れるのであれば、被災者の生活は、被災者の手にゆだられます。
現在、復興の現状を見まして、本当にその進行速度は深刻な状況です。
「三階教」の話に戻りますが、「お金」とは、それを使うべき場所に流れませんと、生活を行う必要のある方々が「貧しい者」になってしまいます。
働く職場があり、そこで「お金」が生まれて、生活を続ける事が出来ます。
しかし、今の日本の募金や、復興費というお金は、直接には被災者には届きませんし、被災者が大きく計画を立てて使う事が出来ません。
これは「東日本大震災」の被災者の方々に限定する問いではありません。
利根川で亡くなられた家族に対する「救い」のお金が必要なのです。
この「お金」は、人の命を救うお金であり、何らかの処置で流れる方向に持ってゆく必要がある処置です。
「三階教」では、寺院みずからが募金活動を行い、そのお金を「民」に流しました。
このような、「お金」を困っている方々の為に集められる、そして流せる機関は必要です。
私はいまだ、「三階教」のような夢か幻か、その世の中を想像の中に見ています。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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