こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「神様カテゴリー」にて投稿したいと思います。
少しだけ、「禅」のお話を通して「ご真言」を振り返ろうと思いました。
私のブログでは「不動明王の真言」に関する投稿が、本当に良く読まれております。
これほど「不動明王」に人気があり、調査する方々が絶えないとは思っても見ませんでした。
確かに「不動明王」の神徳は存在するでしょう。
その理由は、「過去」「現在」「未来」に渡る想いの波動が常に共鳴し合っているからです。
しかし、私が他の「不動明王」に関する人気的なブログを見る限りで、つい「これでは良くない」と感じる事があります。
つまり、他人任せの「現世利益」が目立ちすぎるです。
その「現世利益」の際たることは、つまりは「救われたい」という想いなのです。
しかし、私もブログで何度か申していますが、まずは「自分」がある事が、何より大切なのです。
「自分」があって、初めて「神様」を拝謁する事が出来るのです。
そして、たとえ「神様」が偉大であったとしても、そのあまねくエネルギーの全てを「自分自身」の救いの為になど、考えないようにしております。
まず、神様とは私的な「道具」ではないのです。
神様という存在なのです。
さて、「禅」という行為が日本には御座います。
箱田忠昭さんが「Zenjoy Life」という中で、話されていた事を少しだけ引用としてご紹介させて頂きます。
京都のある寺にて。
箱田忠昭さんのお師匠さんのお寺のようです。
様々な悩みを抱えた方々がやって来るようです。
ある経営者が行き詰まり、その救いの道筋を得ようと寺にやってきました。
そして、お師匠さんはその方にこう言ったそうです。
「経営」の事なんで俺が解る訳ないだろ
悩みを抱える方々がやってくるようですが、やはり同じような回答のようです。
俺がお前の事なんか解る訳ないだろ。自分で考えろ
さて、ある時に1人の若者がやってきたそうです。
なけなしのお金で京都まで来たようで、必死の思いだったようです。
とりあえず、お師匠さんが「朝まで禅をしていろ」と言い、何とその若者は朝まで「禅」を続けていたようです。
もうフラフラの状態でしたが、お師匠さんが話に乗ってくれたようです。
若者は、人間の生死について聞きいたようです。
「死んだらどうなるのでしょうか。」という内容のようです。
お師匠さんはこう答えたそうです。
死んだこと無いんだから、解る訳ねえだろ
若者は、次にこんなような質問をしたそうです。
「何で有るかも解らないあの世に対して、ご供養なんかするんですか」
お師匠さんはこう答えたそうです。
そりゃ、オマンマ食う為に決まってんだろ
以上ですが、つまりはこれが正解であると思います。
どんなに一生懸命「ご真言」を唱えて「現世利益」を望んでも、「救い」を求めても、そこに効果なんてないと思います。
箱田忠昭さんのお師匠さんが言われる通り、「自分で考えろ」が正解なのです。
私は問いたい事があります。
「不動明王」の神徳を理解した方々の中で、「不動明王」の「現世利益」的な効果を一体、どのようにして知ったのでしょうか。
きっと、そのような本やサイトの影響ではないでしょうか。
これをお寺の住職さんに相談された方は、いったいどのくらい、いる事でしょう。
お寺の住職さんは「怖い（一部かな）」雰囲気ですが、悩みや相談事があるなら、とにかく捕まえる事です。
仏神を良く知っているのは、住職さんなのですから。
もう、形式的な恥ずかしさは捨ててしまって、とにかく話して聞く事です。
それだけで、救われるものです。
どのような神徳があり、どのようにお救いして頂けるか、教えてくれます。
私が「ご真言」について語れることなんで、本当に細やかな一部に過ぎません。
ただ、それ以上の答えは、確実に存在しています。
それは、興味がある「あなた」が直接に住職とお話をする事です。
これ以上の答えはありません。
私も教えて頂きたいくらいです。
さて、私が「不動明王」に関する他のブログを拝見する限り、これはマズイと感じる所を書いてしまいました。
何故なら、「ご真言」を唱えるだけで救われるなんて、あまりに安易であり、考えられないからです。
「言葉」は「言葉」に過ぎないのです。
自分自身という存在を理解した上で、初めて存在者としての自分があるものです。
私はよく、この存在者を「実存者」と呼びます。
かつて、「ニーチェ」も求めた究極の存在です。
つまり、人を超えた「超人」という存在です。
この「超人」は、救いの為の「神」を求めない存在です。
ただ、それは案外「箱田忠昭さん」のお師匠さんが話している存在かもしれません。
さて、私は人が人の目や心を理解した時に、神様もまた見えてくるものであると思っています。
ほとんどの方々は、間違いなく「神様」を誰かから聞いて知ったはずです。
自分自身の心の中に勝手に現れたという方は、それほどいないと思います。
そうであるからこそ、安易に誰かの語っている「ご真言」に救いを求めてはならないのです。
まずはその道の「住職さん」と話をして聞いてみる事です。
それ以上の真実は無いと思います。
住職さんはプロですから。
住職さんとお話すれば解る事ですが、やはり「自分」という存在が大切なんだなと気づかされます。
住職さんは、みんな態度がデカく、声もハッキリ大きいからです。
（悪い意味ではありません。）
最後ですが、私がこのブログで「ご真言」をご紹介する時には、つねに「イメージ」を持って接すると良いと書いてきました。
私的には、これで合っていると思います。
ご理解は難しい事になりますが、「形」をイメージした瞬間、そのイメージは「実在」しているのです。
どういう事かと申しますと、「形」に「重さ」が無いだけなのです。
その「形」に質量という「骨」と「肉」が付けば「実体」になるのです。
「重さ」はないが、「形」としてイメージが描ければ、それは「実在」しているのです。
別の例えですが、写真の「クマ」を見て、どう感じるでしょうか。
きっと、「ふざけたクマだ」と感じるではないでしょうか。
しかしこの「クマ」はイメージで、実在はしていないのです。
実在はしていなくとも、この「クマ」のイメージは、他人と共有できるはずです。
この「クマ」には「質量」はありませんが、現実に存在している事になるのです。
故に、仏神と共鳴する為には、まず「ご真言」や「経」が必要ですが、それを描くイメージという「実体」が必要なのです。
その時に、「有り難さ」というものを、自分だけでなく、様々な方々を含めまして、共鳴しあう共有の中に、同じように感じる事が出来るようになる訳です。
あなたの中にしか見い出せない世界が、真実の世界なのです。
これが私が哲学を通じて得た、私の知る限り、究極の真理なのです。
全て、実体験の経験を通して理解する為には、自分がある事を理解しておく事です。
そして、その道のプロに話を聞く事です。
言葉だけでなく、イメージを持って接する事です。
そうしてやっと「ご真言」が生きてくると、私は思います。
真理が生きてくれば、様々な場所に「有り難さ」が生きてくるものです。
それも、経験して語れるようになることでしょう。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
0 件のコメント :
新しいコメントは書き込めません。