こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「思想カテゴリー」にて投稿したいと思います。
前回、「オブジェクト指向」について投稿しましたが、その「オブジェクト」を囲い込んでいる概念があります。
それが「クラス」と呼ばれるものです。
例えば、「自動車」という「オブジェクト」があります。
この「オブジェクト」の集合体を「クラス」と言います。
「クラス」という呼び名である概念で、「自動車」を当てはめますと、「自動車」の「クラス」が出来上がります。
すると、「自動車」を選びやすくなります。
これが「自動車」の部品である「タイヤ」の「クラス」であるならば、「タイヤ」を選びやすくなります。
さらに、「クラス」の中に、別の自動車の「オブジェクト」を増やしていっても問題はなく、さらに豊かな使用可能な選択範囲が広がる事になります。
これもプログラミングの概念ですが、この「クラス」の段階では、まだ「抽象的」な概念の段階です。
これを現実化する必要があります。
プリグラミングにおいて、「クラス」の中から「スポーツカー」の「オブジェクト」を実体化したいと思った時は、プログラムがパソコンにインストールできる状態にします。
この、プログラムを実際に配布しようとした時に、配布できるようにする事を「インスタンス」と呼んでいます。
つまり、「抽象概念」の「クラス」から、自分の好む「オブジェクト」を選択して、それを「実体化」するという、この「実体化」の事を「インスタンス」と呼んでいます。
前回より、「オブジェクト」と「クラス」と「インスタンス」をご説明させて頂きました。
これは「プログラミング部品」にかぎる概念ではなく、私達という「人間」もまた、「オブジェクト」であり、何かの「クラス」に属しており、「インスタンス」という実体化を成しているのです。
私達に降りかかる、様々な日常という体験は、私達の肉体を通して多様な思考を巡らせます。
その為、特異的な「超常現象」や「選挙活動」や「宗教」など、ふと心を奪われてしまい、その世界の「クラス」に入り込んでしまいます。
その「クラス」内では、その世界が真実であり、他の現実を受け入れる事が出来ません。
その理由は、その「クラス」内で、「オブジェクト」という個人が共有関係にあり、組み合わさって同化しているからです。
プログラム化されて、現実に「インスタンス」という実体化されている為です。
しかしある時、その「クラス」から離れる方々も沢山いるはずです。
それは、その方という「オブジェクト」が、その「クラス」の部品である事に違和感を感じ始めるからです。
個人という「オブジェクト」は、例え「クラス」内においても、結局は「オリジナル」の「オブジェクト」なのです。
最も大切な所は、私達の誰もが「オブジェクト」である事です。
そして、この「オブジェクト」に代わる、「オブジェクト」は無い事です。
前回の投稿では「ドーナツ屋さんの移動車」の例を上げましたが、この「ドーナツ屋さんの移動車」は、それに代わる自動車はないのです。
この事からも、最も大切なのは、あらゆる個々人である事がわかります。
その為に、出来る限り「ご自身をご自愛される事」が、望ましいと思われます。
例えば、他者との比較ばかりを行うのであれば、あなたという「オブジェクト」は不完全な物になります。
しかし、「クラス」を無視は出来ません。
人間は、「クラス」から離れてしまうと生きていけません。
その方という「オブジェクト」が、周囲の「クラス」に対応していないと、まったく相手にされません。
そのような場合に、理解しあえる「クラス」があれば良いのですが、人間という存在は、苦しみもがいている時には、そのような場所はまったく見当たらないと思います。
誰かに誘われたり、目に写る漫画のような世界に憧れても、その組織に居続ける事もないでしょう。
その際たる理由は、「私」という存在が、他の誰でもない事を理解しているからです。
この、他の誰でもない「私」という存在は、とりあえずは「世界」という「クラス」に属しております。
人間は様々な「クラス」に属して、「オブジェクト」という存在を多様化させる能力があります。
様々な日常の経験は、多用途の「オブジェクト」を作るでしょう。
しかし、特定した「クラス」に限定した「インスタンス」という実体化ばかりを真実に体現ばかりしているのであれば、多用途の「オブジェクト」にはなれないでしょう。
多用途の「オブジェクト」になるには、出来る限り「ご自身をご自愛される事」が望ましいと思われます。
「クラス」の真実ばかりを愛するのではなくて、自己の「オブジェクト」に目を向けていれば、多用途の「クラス」が見えるでしょう。
自分に必要な「クラス」が解かり、自分を必要としている「クラス」が解かるでしょう。
そして、その都度、結果としての「インスタンス」という実体化を行ってゆきます。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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