こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「思想カテゴリー」にて投稿したいと思います。
前回の続きより、16世紀に活躍した「ルター」を思い返して投稿しようと思います。
だんだん、エキサイティングな行動に出始めます。
1517年10月31日、堕落した僧侶たちを戒める為に、ある文章を作成します。
さすが、法律家になる予定のあった「ルター」です。
素人では簡単に書けない文章を作成して、行動に移ります。
それが「九十五箇条の意見書」です。
File:95Thesen.jpg– Wikimedia Commons
「九十五箇条の意見書」としてウィッテンベルク城の教会の門扉に貼付け、反省を促そうとするのです。
もちろん、カトリック教会が反省するはずがありません。
それよりも、当時は封建社会であります。
ローマ法王や国王、そして従う国民があり、世の中が回っているのですが、
「ルター」は完全に無視しています。
普通の人ではありません。
もはや、精神のリミッターは切れているのです。
そして当たり前ですが、「ルター」に関する審問会議が行われるようになりまいた。
もう、ここまですれば「死刑」が目の前にチラつきますが、不思議な奇跡が起こります。
なんと、教会権力に嫌気をさしていた一般民衆が「ルター」を支持し始めたのです。
「ルター」の書いた「九十五箇条の意見書」はドイツ語に翻訳されて、民衆の多くが読み始めます。
そうしますと、カトリック教会の中にも「ルター」を支持する方々が出てきました。
こうなりますと、やや形勢は有利になりました。
「ルター」はカトリック教会と戦います。(一応、神職者ですが。)
つまるところ、「形式」にとらわれない、神職者でなくとも、誰でも「神」に接している事実を語るのです。
「見えざる教会」という、人の心の中にある信仰を主張するのです。
さらに「ルター」の言動は激化してゆきます。
なんと、当時カトリック教会のローマ法王である「レオ10世」を批判するのです。
ローマ法王は、絶対権力者です。
File:Pope-leo10.jpg - Wikimedia Commons
もう破天荒もいいところです。
「ルター」は調子に乗ってローマ法王と対立する方向に向かうのです。
もう、自分が処刑されるとか、そんな事を考える次元ではありません。
ローマ法王は、絶対権力者なのですから。
そして、1520年6月ですが、ローマ法王が「ルター」に対して「異端者」の教書の通知を行います。
もし、嫌であるならば、異端者を取り消し可能である内容でしたが、「ルター」が従うはずがありません。
またも破天荒な行動に出ました。
ウィッテンベルク城教会の前で、このローマ法王の教書を焼き捨てたのです。
もう、ローマカトリック教会とは、こちらから付き合う事はないよ、という意思表示でしょうか。
そう言う問題ではないのですが、「ルター」には、これが真実なのです。
ローマ法王も黙ってはいません。
さすが権力者という手段に出てきます。
当時の神聖ローマ帝国の皇帝である「カール5世」に「ルター」の始末を任せるのです。
File:Jakob Seisenegger 001.jpg- Wikimedia Commons
次回に続きます。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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