私が思う「ワード・オブ・マウス 」について



こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「思想カテゴリー」にて投稿したいと思います。
「ワード・オブ・マウス」であります。
 


この言葉を初めて知ったのは、「ジャコ・パストリアス」の曲に触れた時でした。
アルバムのタイトルが「ワード・オブ・マウス 」でした。



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photo credit: Jaco Pastorius via photopin (license)


「ジャコ・パストリアス」はベーシストです。


「ワード・オブ・マウス 」というアルバムでは、その曲の出始めから鬼気迫る印象を受けました。


「クライシス」です。




以前から、投稿したい言葉ではありました。



「ワード・オブ・マウス 」とは、「言葉のねずみ」という意味です。



「言葉のねずみ」が駆け巡れば、それは大きな「力」になって現れます。

例えば、「革命」などの運動です。群集に伝染するかのように、言葉が人間を動かし始めます。

 

「アラブの春」などは、その例であると言えるかもしれません。

別の例で言いますと「流行」もそうです。


「流行」が、ねずみのように駆け巡り、増殖してゆきます。



つまりは「うわさ」という言葉として表現できます。



しかし、安易な「うわさ」ではなく、「真実」のように駆け巡り、増殖してゆきます。


つまり、そうした状況は本来は「危険」である訳です。



日本において「バブル経済」と言われた時代がありました。

しかし、この「バブル経済」が弾けるきっかけも「うわさ」でした。


この「うわさ」が駆け巡ります。「三洋証券」がコール市場で倒産であるデフォルトを起こしました。


一気に、連鎖倒産が発生し始めます。


土地価格も急落してゆきます。不良債権になるからです。



「ワード・オブ・マウス 」という言葉は、実体を持っていない言葉が、ねずみのように駆け巡り、増殖してゆく様子を現しています。


大変に危険な様子であります。


つまりは、どんな正義を行っている人でさえも、場所でさえも、「ワード・オブ・マウス 」によって、あっという間に地獄へ転落させられてしまうからです。

言葉を話す人間の心が善であれ、悪であると言う事は関係ありません。


集団社会に住んでいる人々の心に駆け巡り、増殖して、人間を突き動かします。



私は孤独な人間ですので、やや心を奪われにくい所がございますが、そうした人間も嫌でも巻き込まれなければならない状況が生まれます。



そうした事から、例えば「電車」などでの他人の「空言」を真に受けないで欲しいのです。

真実は、自分の目で確認して正しさを理解して欲しいのです。


インターネットが発達して情報が安易に手に入る状況にはなっていますが、その情報が完全に正しいとは言えません。


インターネット上の情報が、駆け巡っているだけかもしれません。



さらに言えば、ホームページやブログから情報を自発的に発信している方は、人口から見れば小数です。



完全に信用はできません。



「ワード・オブ・マウス 」は、自分が知らない間に、他者が落とし入れるのにも利用されます。

使い方次第ですが、ぜひ、良い道に対して「ワード・オブ・マウス 」が発信されることを望みます。



最後に、「ジャコ・パストリアス」の「ワード・オブ・マウス」という曲です。





 


今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。