「サーボメカニズム」について①

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

本日は「サイコサイバネティクスカテゴリー」にて投稿します。

 

「サイコサイバネティクス」の詳細は、書籍を読まれれば解るのですが、このブログでは、私が実体験した記録やイメージを加えてお話を行おうと思います。

 

さて、「サーボメカニズム」についてお話しようと思います。

この「サーボメカニズム」という言葉。

いかにも難しそうです。

しかし、この「サーボメカニズム(サーボシステム)」は、あらゆる動物に見られる機能です。

 

私は、よく猫さんを見かけます。もちろん、ノラが多いです。

猫さんは人間の事をよく知っていまして、「声をかければ、エサくれるよな」と思っている所があります。

 

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つまり、人間が猫さんに利用されていると言っても差し支えない状況ではありますが、猫さんにとって見れば、これは生きる為の手段になります。

 

心理学の世界の話らしいのですが、1950年代以降、いわゆる「心」とは別の機能体といいましようか、システムがある事がわかってきたようです。

 

ひとくちに言いますと、これが「サーボメカニズム」と言われるものになります。

この「サーボメカニズム」は、「心」と切り離して捉えます。

 

それは「脳」と「神経」が張り巡らされた構造体であります。

そして、自意識によってコントロールされている「目標思考的存在」であり、「自動制御システム」であると言う事がわかってきたと、マルツ博士は語っています。

 

難しい言葉が並びますが、これはスピリチュアル系でよく使われる「潜在意識」の事です。

ただ、「潜在意識」と言っても、マルツ博士はもっと科学的に考察しています。

(いや、マルツ博士だけで到達した考えではないようです。)

 

この「潜在意識」ですが、基本的に動物には備わっています。

その為、エサを欲しがるノラ猫さんにも備わっています。

 

この「潜在意識」ですが、猫さんを例にお話を続けます。

 

今日も誰かに声をかけて、エサを確保しようとしているノラ猫さんがいます。

このノラ猫さん、誰かからエサをもらえなくても、しっかりと別の人からエサをもらうように行動しています。

もちろん、これは生きる為ですが、ノラ猫さんは特に自分で考えを巡らせないで、自動的にエサをもらう目標を達成してしまいます。

例え、ノラ猫さんが声をかけた人からエサをもらえなくても、自動的に目標を修正して、別の人からエサをしっかりもらっています。

 

この、自動的に目標に到達できるシステムを、もちろん人間も持っています。

感情に支配されず、着々と自動的に目標に到達するように行動を行います。

それは、いわゆる「心」ではなく、別の科学的な構造体、脳や神経に関わる部分に作用する構造体があるから、可能になるのです。

 

この、人体にあって、自意識的にコントロールできて、目標思考の自動的に制御を行うシステムを「サーボメカニズム」を読んでいます。

 

つまり、言葉が難しいですが、前回の投稿で出てきた「頑固な職人さん」を例にお話しします。

「頑固な職人さん」は上司や部下との関係を円満に保てず、ついには会社を辞めてしまいました。

「頑固な職人さん」は、実は心の中では悲しみに暮れています。

 

(なんで、俺はいつもこんな惨めな事しかできないんだ。)

(強がってはいるが、こんな俺の性格は、どうにもならないんだ。)

(仕事は出来るが、とてもじゃないが、人間関係は無理だ。)

(他の会社の面接を受けても、俺は変われやしない)

(自信なんて、あるわけない。いつも同じだ。)

 

さて、ノラ猫さんは、こんな感情になる事はあるのでしょうか。

いや、これほど考え込む事はないでしょう。

それは、ノラ猫さんの感情や脳は、人間のように複雑に、情緒豊かに優れていないからです。

 

ノラ猫さんの場合、「エサが欲しい」という目標を「サーボメカニズム」に設定すれば、たとえ1日ぐらいエサにありつけなくとも、「サーボメカニズム」が自動修正をおこなって、たいていはエサを誰かからもらっている事でしょう。

 

ノラ猫さんのように「前向き」な目標設定を「サーボメカニズム」に記憶させれば、自分の心や意識を度外視して、エサをもらう結果を達成しようと、自動的に自分が動かされます。

 

しかし、人間の場合は、簡単にはいかないのです。

それは、語りきれないぐらいの思考、感情があるからです。

 

「頑固な職人さん」の場合、「前向き」な態度ではありません。

完全に、後ろ向きであり、否定的な態度です。

この態度が「サーボメカニズム」に記憶されていますと、否定的な行動しか取る事が出来なくなります。

それは、人生を失敗に導く行為です。

さらに、これが前回にお話しした「セルフイメージ」という目標になるのです。

 

「頑固な職人さん」の「セルフイメージ」は、自分を否定的にして、自信をなくしている、失敗の「サーボメカニズム」を起動させているのです。

その事に、気が付いていないのです。

 

いくら、精神的な苦行を行おうが、他人からの援助があったとしても、「頑固な職人さん」の「サーボメカニズム」の状況を変えないと、変化が起こりません。

もちろん、ノラ猫さんと同じ「前向き」な「サーボメカニズム」の事です。

 

変化すれば、その結果が「セルフイメージ」に現れますが、今のままでは無理です。

 

ノラ猫さんのように、「前向き」な「サーボメカニズム」ではないからです。

 

ノラ猫さんに限らず、全ての動物は、それぞれの環境の中で、「サーボメカニズム」を起動させて生活を続けています。

ただ、前向きに、自然に「サーボメカニズム」を使って「セルフイメージ」である、自分を投影しています。

 

 

少し話が長くなりましたので、次回に続きを投稿したいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

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