こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「思想カテゴリー」にて投稿したいと思います。
最近、ずっと「自己啓発的」な世界や「超常世界」のことばかり投稿していましたが、このブログの趣旨である「思想」や「芸術事」も投稿したいと感じました。
そこで、「ウンベルト・ボッチョーニ」について投稿したいと思います。
File:Umberto-Boccioni.jpg – Wikimedia Commons
この方はイタリアの画家、そして彫刻家であり、1882年10月19日 から 1916年8月17日までの間に活躍した方です。
33歳で亡くなっていますが、作品がどれも強烈です。
File:Three Women by Umberto Boccioni, 1910.jpg
この方の作品は、どれも当たり前の自然の中に、「破壊的」な強烈さが隠されています。
たとえ、あまりに自然体な事実を描いても、「強烈さ」を抑える事が出来ません。
常に、静的な静寂の中に、強烈な「ダイナミック」が見る者の中から導き出され続けます。
さて、私が最も好きな「ウンベルト・ボッチョーニ」の絵が、こちらです。
File:The City Rises by Umberto Boccioni 1910.jpg – Wikimedia Commons
「ウンベルト・ボッチョーニ」自身が、「破壊的」な強烈さがないと、芸術としては成り立たないと、紹介本に書かれていた記憶があります。
この「都市の成長(The City Rises)」という絵を見れば解る事ですが、人間も街も、実体を超えたエネルギーの躍動の「叫び」と言いましょうか、つまりは「強烈」の中に「強烈」があふれた激しい「ダイナミック」を、ただ感じるのです。
それはこの絵画を見ている方々の身体からも、同じように「強烈」という「ダイナミック」があふれ出し、衝動は簡単に止まる事を覚えないでしょう。
「ウンベルト・ボッチョーニ」が20世紀の初頭に、こうした絵を描くまでは、誰もこのような超越的な絵画を描いた人はいなかったのではないでしょうか。
歴史という時間は不思議なものです。
20世紀の初頭から、劇的に世界の動きが変化してゆきました。
「経済」や「工業」、そして「都市」や「社会」の流れも情勢も、凄まじく変化してゆきます。
そうした時代の世界にあって、その世の中を捉える精神と画風が必要です。
まさに、そうした時代に「ウンベルト・ボッチョーニ」と言う人間が現れます。
「ウンベルト・ボッチョーニ」は「未来派」と呼ばれる画家であり、彫刻家です。
photo credit: 2008-05-10 New York 060 Museum of Modern Art, Umberto Boccioni, The Laugh via photopin (license)
photo credit: Unique Forms of Continuity in Space via photopin (license)
私は「エドワード・バラ」や「ピカソ」など、エネルギーに溢れた「狂気」を感じる絵画が好きです。
オカルト的な言い方をすれば、体内の「チャクラ」が刺激されて、普段は自分が持っているが、隠れてしまっている「感情」が「ふつふつ」と甦るような気分になるのです。
こうした芸術作品は、ただ道徳的に観察する物ではありません。
私達のDNAに刻まれた歴史的な経験を包括しており、それを感じさせて呼び起こすものです。
私達のDNAには、過去の先人が経験してきた「危険察知能力」や「学習能力」などが、「レコード盤」のように記録されています。
日常の経験上では気付かない事ですが、「DVD」が映像を流すように、DNAも経験した記録データを私達に提供しています。
この本質を、残念な事ですが、つまらない学校教育や閉ざされた社会環境の中で、不自由に生きているのが現代です。
どんなに素晴らしい言葉を並べても、世の中に生きる私達の足並みを止めるほどの衝撃を見つけた時、私達は、その衝撃の「虜(とりこ)」になります。
人間の基本欲求は「食欲、睡眠欲、性欲」ですが、こうした人間が本来は獲得している「エネルギー」を呼び起こす衝撃が、芸術作品にはあります。
結果的に、人間が持つ「ダイナミック」の中に、リアルな「生」があふれており、誰もその騒動を止める事が出来ません。
私の好きな「ウンベルト・ボッチョーニ 」の「都市の成長(The City Rises)」という絵画には、この「ダイナミック」が強烈に描かれております。
意識をこの絵画の中に没頭するならば、とてつもないエネルギーの中に誘われるのです。
「ウンベルト・ボッチョーニ 」の、この絵画には、それほどの強烈なエネルギーがあふれているのです。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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