こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
今回は「哲学カテゴリー」にて投稿したいと思います。
少し「弁証法」について書きたいと思います。
「弁証法」と言いますと難しく聞こえますが、理解していまえば色々な場所で使える言葉です。
ある例です。
学生時代に音楽が好きになったとします。いつも穏やかな「ポップソング」を口ずさむ日々が続きます。
photo credit: Anime Expo (98) via photopin (license)
しかし、時代は変わり「バンド」に心が移ります。基本は「ポップソング」から「ロック」になりました。
photo credit: JOYCE JONATHAN en conçert au Hublot Nancy (54) via photopin (license)
しかし、さらに激しさを求めるようになりました。「ロック」から「メタル」へと行動が移り始めます。
photo credit: Nancy Silva Project, Adrenalyne, and Underride at Krush Bar via photopin (license)
ここに見られます変化が「弁証法」です。
弁証法では、世界とは「変化」「運動」「発展」の3つから成り立っていると見ます。
この「変化」「運動」「発展」は、どこから発生するのでしょうか。
それは矛盾する2つの「対立」や「抗争」からです。
写真で言いますと、彼女の心の中には「ポップ」から「ロック」に移行する際に、葛藤があったことでしょう。それは矛盾する音楽性に対してです。
その矛盾する音楽性が、ある時に「ロック」に統一されます。
この統一を「止揚(しよう)」と言います。
そしてさらに、「ロック」から「メタル」へ「止揚」がなされています。
「弁証法」とは、世界が「変化」「運動」「発展」の3つの事柄で構成されていて、その活動元となるのは、矛盾による「対立」や、それによる「抗争」の為ですよと言うお話です。
今年の大河ドラマで言いますと、江戸幕府と尊王攘夷派の戦いです。
2つの矛盾する組織が対立して、やがて明治政府に統一されます。
この統一を「止揚(しよう)」と言いますが、江戸幕府と尊王攘夷派の対立によって、激しい「変化」「運動」「発展」を生み、世の中が変わったのです。
生産現場などの物作りも同じです。新しい製品の開発には、それまでの過程とは別の過程を踏んだ製品が必要になりますが、2つの矛盾する方法に対して、「変化」「運動」「発展」の3つの事柄が発生して、「止揚(しよう)」して新しい物が生まれます。
「弁証法」は難しい言葉ではなく、いつも私達の日常世界にあふれています。
私達はあらゆる事に疑問を持ち、そして何かを選びます。
通常は葛藤します。そして、選らんだ結果に落ち着きます。
この行動が弁証法です。
この過程がおろそかであると、成長が出来ません。
色々と使える言葉ですので、ざっとですがご説明をさせて頂きました。
今回は以上にしたいと思います。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
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