仕事中、本当に美しいと思える光景

 

こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。

本日は「日記カテゴリー」にて投稿します。

 

表題について、書き残しておこうと思いました。

私が勤めております会社にて、仕事が間に合わない箇所が沢山あります。

その都度、協力会社様にお願いをしておりますが、協力会社が拒否する場合もあります。

つまり、めんどくさかったり、お金にならないような仕事は受け入れません。

いかに「お金」を稼ぐかが、会社の使命であります。

 

その為、あらゆる事に知恵を使い、仕事の効率化を考えます。

その際たる所は人件費になるでしょう。

その為、大企業では恒例のごとく「リストラ」という選択肢をニュースで見かけます。

 

そんな折、ある協力会社さんが仕事を引き受けてくれました。

結構、大変な力仕事が必要なのですが、めんどくさがらずに引き受けてくれました。

 

それはもう半年の時が流れているのですが、いまでも嫌な顔はまったく見せずに、笑顔で仕事をこなしてくれています。

 

私のところから制作する部材を渡すのですが、その量はトラック2トン車2台分になります。

 

そこの協力会社の方々は複数人でやってきます。

本当に沢山の部材を笑顔で運んでゆきます。

言われた事に対して、まったく不愉快な態度を見せずに、複数人で笑顔で仕事をこなしています。

一生懸命、荷物を人力だけで運んでいます。

 

私は、「台車」の一台でも使えば良いし、貸してやれないのかと思いました。

 

そんな愚痴を聞いていた一人が、実は「台車を使って下さい」と言っていたそうです。

 

しかし、問題ありませんという回答を受け、黙々と作業を続けたと言うのです。

 

この物資を運びこんでいる方々は、実は脳に身体的なハンディをもっている方々です。

それは見ていて解ります。

しかし、その仕事ぶり、笑顔、仕事に対する無垢(ムク)な態度。

 

その動きに、私は感動してしまうのです。

 

そこには、ただ言われた事に対して、何の不快感も見せずに、今、自分達に与えられた使命を純粋に行っているのです。

 

それは、私達でも重機や台車など、そうした物を使った方が良いと思う物を、みんなで人力で運び込んでいるのです。

そこに「疑い」という「疑念」はまるでありません。

 

普通の会社が利益を追求し続ける態度も、見当たりません。

その方達は、そこにある仕事を「嫌な顔」という感情なく、引き受けているのです。

 

私達は、必ず「自分勝手」な態度を示すものです。

私は今まで、それが普通であると思っていました。

 

夏は暑く、冬は寒いものです。

そして季節があるように、人間にも感情があり、喜怒哀楽があるから理不尽な世界には怒りを向けるものです。

それが人間であると思い込んでいました。

 

しかし、決して人間は自分勝手な存在ではない事を、この方達から学んでいます。

私には、この方々の一部しか理解する事は出来ませんが、私など想像もできない状況下を経験してきた事でしょう。

 

また、私達が今までの生活の中で普通に見て聞いて、つまり経験してきた事柄を、もしかしたら見ていないかもしれません。

なぜ、私がそのような事を言えるかと言いますと、私がそうだからです。

 

私は間違いなく、多くの方々と比較したら小さい世界しかのぞいていません。

だから、雑学が発展し続けているのです。

 

私達の世界は、実はどんな場所であっても、必ず「良く思える場所」があります。

必ず、「光」は差し込んでいます。

 

ところが、私を含める多くの方々は、この事実を理解していません。

 

お金があるから幸せになれる訳ではありません。

お金は何でも買える「ジョーカー」であり、持ち続ければ、負けにつながるものです。

物にしがみつけば、そこに人間関係はありません。

 

人と人の中にこそ、やっと幸せの光が見えてきます。

 

その光を、余計な世の中の「価値」で見えずらくしているのが、きっと今の世界です。

 

私は、この協力会社の方々を見る度に、涙を感じるのです。

なんて光景でしょう。

 

ただ、受け取った仕事、つまり運命を真摯に遂行しているのです。

 

私は、こんな美しい光景を見た事がありません。

 

だから、私は頭を下げてしまうのです。

 

今回は以上にしたいと思います。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

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