こんにちは。本日も私のブログをご覧いただき有難うございます。
久しぶりに、「哲学」について述べようと思います。
今回は「意識」についてです。
通常、「意識」というと何を連想しますか?それは「空」のような、
「実体が無い」ような物に感じませんか。
あなたが社会人となり、とにかく「お前は意識が足りない!」とか怒られたことが
ありませんか?
又は、あなたが逆に、「あいつ、意識が足りないんだよ」とか言ったことありませんか。
では、「意識」って何?
答えられますか。
私は、普通ではない答え方をします。
ずばり、「意識」とは「肉体」の事です。
(この考え方は、「メルロー=ポンティ」という学者の思想からも来ているのですが、
詳しくは次回にご紹介します。)
ある方から聞いた話です。(20年以上前の話です。)
「脳死」と診断された患者の方がいたそうです。ところが、家族が献身的に「肉体」へ
接する事で、意識を取り戻したそうです。「これは呼びかけであったり、肌をさすったりだそうです。)
介護の中で、患者は「脳」がダメであるにも関わらず、「笑う」、「泣く」等の反応を
取っていたらしいです。やがて、意識が回復して退院したそうです。
この話は、「意識」を簡単に理解して頂くために紹介しました。
「脳」という機関以前に、人間には「肉体」があり、「笑う」、「泣く」等の感情を反射として
表します。人間に「肉体」が無ければ、「脳」という記憶装置を搭載する事ができません。
この世界での知覚する全ては、「肉体」が担当しています。
あなたが他人に対して「お前は意識が足りない!」と怒鳴った場合、あなたの気持ちは
相手に直接届きます。相手は反応するはずです。「肉体」(表情)に表れます。
そして、相手側の反応は「記憶」として脳に蓄積されます。
(脳には、反省や失敗をしないと記憶しないシステムがある為です。)
ある意味、「意識」という言葉は「全ての事象」を包括的にまとめる意味を持っています。
しかし、このブログではまず、「意識」がこの世界を知覚する「肉体」である事を知ってください。
だからですが、「仕事は体で覚えろ!」という言葉が合うんです。
今回は以上にしたいと思います。
次回は、「メルロー=ポンティ」についてもう少し詳しく書こうと思います。
今回も目を通して頂き、有難うございました。
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